中山道の奈良井宿は昔の建物が残されとても風情のある宿場町です。まだ少し雪の残る奈良井宿をぶらぶら歩いてみました。
奈良井宿は中山道最大の難所である鳥居峠を前にした宿場町で「奈良井宿千軒」と言われるほど賑わったそうです、現在は約1キロにわたり昔の町並みが保存されています。ちなみに保存地区には観光客の車は入れませんので、車で来る場合は数か所ある駐車場を利用することになります。
私は南側にある駐車場を利用して散策することにしました。駐車場の前には昭和30年から18年間の間木曽路で活躍したC12型蒸気機関車が展示してあります。
両側に昔ながらの建物がある道を歩いていると江戸時代にタイムスリップしたよう気になってきますね。
伊勢屋は文政年間から明治まで下問屋を営んでおり脇本陣も兼ねていたそうで、建物もその頃のままだそうです。
奈良井宿の特徴の一つが水飲み場、宿場は上町、中町、下町にわかれて南北に長いため水飲み場が点在しています。一つの宿場町で多くの水飲み場があるのは珍しいかも。
もう一つの特徴は建物の奥行が長い。街道に面した道路から裏の道路まで細長いし敷地で、渡り廊下でそれぞれの建物が繋がっています。路地には横からの出入り口があり、裏に回ると裏口があるのですが裏口は普通の現代民家風になっている家が多いです。表札には「〇〇(裏)」と書かれていました。
タバコ屋さんもレトロな感じ、ガラス瓶の中に商品のタバコが入っているのがノスタルジックですね。
宿場町の北端は奈良井駅、駅舎も宿場町の雰囲気に合った木造です。鉄道を利用して観光する場合は奈良井駅がスタートになるのですが、列車の本数が少なく特急も停まらないのでアクセスに不便かもしれませんね。
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