各鉄道会社からお得な企画きっぷが発売されており、それを利用すれば旅行代が節約できますよね。
よく知られたものとしては「青春18きっぷ」やJR東日本から発売されている「週末パス」があります。
企画きっぷ以外として回数券や金券ショップで買う方法もありますが、裏技的な方法として大回り乗車があります。
例えば、熱海から金沢に新幹線・特急で行く場合
① 熱海→(東海道新幹線)→東京→(北陸新幹線)→金沢
運賃8,750円、特急料金7,990円、計16,740円(全て自由席の場合)往復すると33,480円
せっかくなので、帰りは米原経由で
② 金沢→(北陸本線・特急)→米原→(東海道新幹線)→熱海
運賃8,210円、特急料金5,180円、計13,3900円(全て自由席の場合)往復すると26,780円
米原経由の方がちょっと安いですね。
しかし、このようなルートで往きと帰りを別々に買うと実は損をします。
①と②を別々に買う場合
16740+13390=30130円
おすすめは一枚の乗車券にして購入する事。
③ 熱海→(東海道新幹線)→東京→(北陸新幹線)→金沢→(北陸本線・特急)→米原→(東海道新幹線)→三島(便宜上熱海から三島)
このルートで計算すると
運賃12,960円 特急料金13,170円 計26,130円 となり、4000円も安い!
乗車券は一枚ですが途中下車が出来るため、金沢で降りても大丈夫ですし、きっぷの有効期限範囲なら、日をまたいでもOK。
ただし乗り放題とは違うので、後戻りや別のルートの乗車はできません。
JRでは特急乗継割引という制度があります。新幹線と在来線の特急列車を乗り継ぐ場合は、在来線の特急料金が半額となります。
例えば 東京→(北陸新幹線)→金沢→(しらさぎ)→米原 の場合
金沢~米原間の特急料金(自由席)は2,160円ですが、乗継割引が適用され半額になり1,080円になります。
乗車券、乗り継ぐ列車の特急券を同時に購入することが条件なので、まとめてきっぷを購入した方が得になります。
券売機で購入する場合は割引にならない事もあるので、みどりの窓口などで購入する方が安心かもしれませんね。
また、新幹線同士の乗り継ぎには適用されません。