越前勝山城は現在の勝山市役所付近にありました。立派な天守閣のある勝山城博物館が有名になってしまったが、あれは実在した勝山城とは関係はない。
初めて城を築いたのは柴田勝安(勝政)とされる、徳川幕府の時代に廃城となり取り壊されたが、小笠原貞伸が入封し再建の許可を幕府に願い出て、二代目の時に再建工事が始まる。
財政難から度々工事が中断して60年後にようやく二ノ丸に御殿が造られた。
二ノ丸の跡は現在ショッピングセンターがある辺り。
勝山市役所や市民会館のある付近は本丸だった場所。
せっかく再建した城も火事で焼けて、小藩ゆえの財政難から築城から120年たってようやく計画通りの城郭が出来たそうだが、天守台のみで天守閣は造られることはなかった。
城の遺構らしきものはほとんど残っておらず、天守台のあった跡にある最後の藩主・小笠原長守が記した勝山城址之碑が城址だと思わせるものだ。
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