彦根城の天守が建てられたのは今からおおよそ400年前、前の記事にも書きましたが大津城の天守を移築して建てられています。
切妻破風に入母屋破風、唐破風と多種多様な様式で変化に富んでいます。
2層目と3層目の窓は寺院を思わせる花頭窓、3層目には高欄付きの廻り廊下と優美さも備えています。
天守の石垣は牛蒡積とよばれる積み方で一見乱雑な積み方に見えますが強固な積み方です。
天守は全層を貫く通柱を用いずに各層ごとに組み立てられています。
万が一戦で敵が天守まで攻めて来た場合の備えもあります。
破風の内側に入れる秘密の入り口が設けられており、この中に兵を潜ませ反撃したり逃げ隠れできる造りになっています。
優美さの中にも強固さを持つ城ですが、一度も戦に使われることはありませんでした。
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