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一柳直末公首塚 (静岡県長泉町) 山中城攻めの勇士眠る

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◎静岡県◎

一柳直末公首塚
一柳直末(ひとつやなぎなおすえ)は豊臣秀吉に古くから仕えた家臣で美濃国軽海西(かるみにし)城や大垣城の城主をも勤めた武将です。

天正18年に北条氏討伐のため小田原を目指した豊臣秀吉は箱根にある支城の山中城(三島市)をまず攻めます。秀吉軍の猛烈な攻撃で城は半日足らずで落城しますが、双方に多くの犠牲者が出て一柳直末も戦死してしまいました。
敵に直末の首を取られることを恐れた従者が黄瀬川のほとりに首を埋めたそうです。

一柳直末公首塚碑文

直末の亡き後、一柳家は弟の直盛が跡を継ぎます。首塚にある石碑は伊予国小松藩の2代目の藩主になった一柳直治が建てたもの。
碑文には「その道矢の如し、戦陣で勇を振るう」とあるので直末は猪突猛進型の武将だったようです。

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